DeNA・ドラ6梶原　初実戦初安打、“神奈川のギータ”打撃で魅せた

DeNA紅白戦   白組1－1紅組 （ 2022年2月12日    宜野湾 ）

＜DeNA紅白戦＞4回無死、梶原が右線に二塁打を放つ（撮影・篠原　岳夫）
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　「神奈川のギータ」がアピールした。DeNAのドラフト6位・梶原（神奈川大）が、プロ初実戦で“プロ初安打”を放った。

　「アピールしないといけない場面だった。1本出て良かった」

　今春チーム初実戦となった紅白戦に白組（1軍）の「1番・中堅」で出場。見せ場は4回の第2打席だった。先頭で平田の変化球を右翼の右へ二塁打。第1打席で空振り三振を喫して「初球からいこうと」と修正し、初球の144キロを捉えた。

　新人で1軍キャンプに参加。外野のレギュラー争いに割って入るため、打撃では「上体が突っ込んでボールを迎えにいくケースが多かった」と悪癖を矯正している。「素振りから、体に覚えさせるような感覚で取り組んでいます」。安打の打席では「顔が後ろに残ったのでバットを出せた」と結果を出した。

　1メートル89、85キロの体格に50メートル5秒8の俊足。ソフトバンク・柳田のように三拍子そろった左打ちの大型外野手は大学時代には「神奈川のギータ」と呼ばれた。「開幕1軍が一つの目標。どういう形であれ結果を残せるように取り組みたい」。DeNAファンの間でも呼び名が浸透するように、走攻守に磨きをかけていく。（川手　達矢）

　◇梶原　昂希（かじわら・こうき）1999年（平11）9月19日生まれ、大分県出身の22歳。金池小4年で野球を始め、大分雄城台では通算14本塁打。神奈川大では1年秋の神奈川大学リーグ戦で首位打者、ベストナインを受賞した。趣味は釣り。1メートル89、85キロ。右投げ左打ち。