日本ハム・ドラ6長谷川威 初実戦で打者6人パーフェクトも「満足せずにやっていきたい」

[ 2022年2月13日 05:30 ]

日本ハム紅白戦 ( 2022年2月12日    タピックスタジアム名護 )

<日本ハム紅白戦>打者6人に対して3三振を奪う完全投球を見せた長谷川威(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムのドラフト6位・長谷川威(金沢学院大)が初実戦となる特別ルールでの紅白戦に登板し、打者6人をパーフェクトに封じた。杉谷、五十幡、育成新人の速水(BC・群馬)から3三振を奪う、圧巻のパフォーマンスだった。

 「緊張しました。結果は良かったが、まだ課題は残る。満足せずにやっていきたい」。最初の打者3人は常に1死満塁、次の3人は常に1死一、三塁と走者を背負う投手不利の設定で、持ち味であるスライダーが切れた。横手気味の変則フォームから大小2つの曲がり幅を投げ分けて、狙いを絞らせなかった。

 キャンプは2軍のBOSS組(国頭)で過ごすが、3日には最高の舞台に恵まれた。ブルペン投球中、2軍視察に訪れた新庄監督が就任後初打席に立った。打席の指揮官自ら「スライダー」と要求し、捕手に「左バッターどう?抑えられる?」と確認。勝負どころで必要な左殺しの一角にと視線を止めさせた。

 「パ・リーグには左の強打者がたくさんいる。その左打者を抑えていくのがセールスポイント」と長谷川威も心得たもの。宮西、堀ら強力な左の救援陣に、頼もしい新戦力が名乗りを上げた。(後藤 茂樹)

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2022年2月13日のニュース