DeNAに最強の吉兆! ハマスタ「幸せの茶色い土」導入へ

[ 2022年2月4日 16:00 ]

土の入れ替え作業が行われている横浜スタジアム(同球場提供)
Photo By 提供写真

 DeNAが本拠地・横浜スタジアムに、過去3球団で導入初年度に日本一をもたらした“優勝請負土”「名寄の土」を導入することが4日、分かった。

 24年ぶり日本一へ、北の大地から今オフ最強の吉兆がもたらされる!現在本拠地では、グラウンドの土部分を従来の「アンツーカー」から、「名寄の土(商品名・Clay 3N44度)」に変更する作業を行っている。

 この土は、北海道名寄市の「名寄土管製作所」製造のもので、関係者は特徴を「アンツーカーよりさらに水はけがよく、きめが細かい粘土質」と説明。選手の肉体的負担を今まで以上に軽減させ、プレーの質向上を助ける。

 昨季途中に選手側から土の入れ替えの要望があり、球団、横浜スタジアム側が英断。今オフの作業に着手した。

 だがこの土、ただの良質な土ではない。プロ野球では、06年に初めて日本ハムの本拠地・札幌ドームで導入され、同年チームは北海道移転後初となる44年ぶりの日本一を達成。 その後、同じく導入初年度となった13年楽天(当時・Kスタ宮城、現楽天生命。一部で導入)は球団創設以来初、昨年ヤクルト(神宮)は2年連続最下位から20年ぶりと、3球団に「歴史に残る日本一」をもたらした。まさに優勝請負土だ。

 その土が、横浜スタジアムにも導入されるとなれば、3球団と同じ道を歩んでDeNAが球団創設後初の日本一へ昇りつめることにも期待が膨らむ。

 チームは現在沖縄・宜野湾で春季キャンプ中。3日には第1クールを終え、契約最終年で6年ぶり最下位からの巻き返しを狙う三浦大輔監督も「非常にいい滑り出しとなった」と目を細めていた。
 本拠地初戦は3月2日の広島とのオープン戦で、作業はそのときまでに終了予定。ナインは1カ月後、横浜に戻り「幸せの茶色いV土(つち)」の出迎えを受けて逆襲のシーズンへと一歩を踏み出す。

続きを表示

2022年2月4日のニュース