広島・大瀬良 森下にも九里にも開幕投手は譲りたくない「競争を勝ち取って4回目も立ちたい」

[ 2021年12月14日 13:57 ]

広島・大瀬良

 広島・大瀬良大地投手(30)が14日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円増となる1億8000万円の3年契約で更改した(金額は全て推定)。更改後の会見で大瀬良は、開幕投手への思いを口にした。

 今季で3年連続となった開幕戦登板。「やはり特別なマウンドだというのは毎年変わらずに思いを抱きながらマウンドに立ってきたので、任せて頂けるのであれば、もちろんチャレンジしたい」とキッパリ口にしたが、無条件で手に入るとは思っていない。

 「能力だけで言ったら抜けていると思うし、素晴らしいものを持っている。これからのカープを背負ていかなきゃいけない選手」と評したのは森下だ。今季は8勝7敗と能力を十分に発揮できなかったが、ルーキーイヤーだった昨季は10勝3敗、防御率1・91で新人王に輝いた大器だ。そんな森下に対しては大瀬良は「まだまだ経験や実績じゃ負けないぞと。そういった気持ちを持っている」と負けん気を見せた。さらに今季は同期の九里が13勝で最多勝を獲得。開幕投手の有力候補に挙がるのは間違いなく、3人で争うことが確実だ。

 今期は投手キャプテンとしても引っ張った大瀬良は「しっかり競争を勝ち取って立てるように頑張りたい。今回も譲らずに4回目立ちたいなという思いはすごく強く持っています」と胸の内を断言。4年連続となれば、近年では2003年から07年まで5年連続で務めた黒田博樹以来。まだまだ、あのマウンドを譲るつもりはない。

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2021年12月14日のニュース