阪神ドラ2鈴木 いきなりメジャー志望!「創カーショー」本家と同舞台へ「まずは日本でずば抜けた選手に」

[ 2021年12月14日 05:30 ]

<阪神新入団選手発表会見>ゴリラポーズを決めるドラフト2位・鈴木 (撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 新入団会見で超異例の宣言が飛びだした。阪神ドラフト2位・鈴木(創価大)は、将来的なメジャー挑戦への思いを力強く公言した。

 「日本にとどまらず海外、メジャーに行って、世界一の左投手になります」

 メジャーの剛腕・カーショーを参考にした投球フォームと創価大をもじった「創カーショー」の異名を持つ左腕。本家と同じ舞台に立つという目標は、決して冗談半分で発したものではない。

 「いずれはメジャーという舞台で活躍できるような投手になることを目標に。まずは日本で、ずば抜けた選手になって、最終的にはメジャーに行きます」

 直前に宣言した森木に続く、世界一への野望。威勢の良すぎるルーキーたちに、矢野監督も「いや、もう優勝しますね、これは(笑い)。今の言葉を聞いても真っすぐな選手なんだなと。持っている力をむき出すような真っすぐな投球をしてくれるんじゃないかという話を聞けた」と笑いがとまらなかった。

 ふさわしい背番号も手にした。球団の左腕が「28」を背負うのは実に75年の江夏豊以来となる。「歴代のすごい投手の方々が付けていましたし、自分もこの28番に負けないように。28番といえば鈴木勇斗という印象を与えられるような選手になっていきます」。球団ではその偉大な左腕以来の新人左腕10勝を遂げた伊藤将に続くことが、1年目の目標だ。

 「先発で1年間投げていきたい気持ちはあるので、そこをアピールしていけたら。最低でも10勝ということを(目標に)、伊藤投手のように負けないように頑張っていきます」

 もちろん、そこで満足する気はない。その先に、さらなる高みを見据える。「奪三振だったり、防御率だったり、勝ち星もそうですけど、全部(タイトルを)獲るような高い目標を持って、やっていきます」。最速152キロ直球と果てしない野心を武器に、勝負の世界へと足を踏み入れる。(阪井 日向)

続きを表示

2021年12月14日のニュース