ヤクルト石川 注目の“青学大対決”に完勝 吉田正&杉本まとめてノーヒット、先輩の貫禄示す

[ 2021年11月24日 22:38 ]

SMBC日本シリーズ2021第4戦   ヤクルト2―1オリックス ( 2021年11月24日    東京D )

<日本S ヤ・オ(4)>つば九郎とポーズをとる勝利投手の石川(撮影・村上 大輔)
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 現役最多177勝を誇るヤクルトの20年目左腕・石川雅規投手(41)が「SMBC日本シリーズ2021」第4戦に先発登板。2016年の黒田博樹(広島)以来5年ぶり7人目となる40代での日本シリーズ登板で6回3安打1失点(自責0)と好投し、日本シリーズ初勝利を手にした。41歳10カ月での日本シリーズ勝利投手は1950年若林忠志(毎日)の42歳8カ月に次ぐ史上2番目の年長記録で、セ・リーグでは最年長記録となった。

 青山学院大の後輩にあたるオリックスの3番・吉田正尚外野手(28)、4番・杉本裕太郎外野手(30)を完璧に抑えた。石川は初回、1番・福田を130キロ直球で二ゴロに打ち取ると、2番・宗には133キロ直球を左前打されるも3番・吉田正はシンカーで空振り三振。続く4番・杉本もシンカーで中飛に仕留め、15球で無失点に抑えた。

 吉田正は2年連続パ・リーグ首位打者で、今回の日本シリーズでも開幕戦でサヨナラ打。杉本も今季のパ・リーグ本塁打王で、前夜の第3戦では一度は同点となる2ランを放っている。いずれも言わずと知れた好打者だが、石川は4回も131キロ直球で吉田正を中飛、杉本をカットボールで三直にピシャリ。6回に味方の失策で1―1の同点とされ、なおも2死一塁で迎えた吉田正の打席ではシュートで二飛に打ち取り、2人との計5打席をノーヒットに。先輩の貫禄を見せつけた。

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