慶大 春秋連覇! オリドラ4・渡部 3安打2打点大暴れ「常に1点に貪欲に」

[ 2021年10月31日 16:43 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦   慶大3-3早大 ( 2021年10月31日    神宮 )

<早大・慶大>7回2死一、二塁、同点となる一打を放ち、三塁上でハイタッチする慶大・渡部遼(撮影・木村 揚輔)
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 東京六大学秋季リーグ戦は31日、慶大が3-3で早大と引き分け、春秋連覇となる2季連続39度目の優勝を果たした。春秋連覇は91年以来30年ぶり。

 慶大は引き分けか勝ちで優勝の大一番。初回に3点の先制を許したが、今秋ドラフトでオリックスに4位指名された2番・渡部遼人外野手(4年、桐光学園)が5回に適時打を放って1点を返すと、7回には再び渡部遼の適時打や相手の送球ミスが絡んで同点に追いついた。

 4投手の継投も決まり、早大に追加点を許さず春秋連覇を果たした。

 堀井監督、福井主将とともに中継の優勝インタビューに応えた渡部は「全員でつないで勝てたのが実感できた。本当に勝ててよかったです。あ…引き分けですね!すみません…」と照れ笑い。

 3点を追いかける展開で執念の引き分け。「1点の重みというのは早慶戦の舞台で4年間感じてきた身ですし、そういった意味で常に1点に貪欲に、いつでも取れるわけじゃない。ワンチャンスをしっかりものにしようと思っていた」と振り返った。

 7回の場面は「送球ミスも絡んで同点に追いつけた。ちょっとホッとしました。もう1点という気持ちはあったけれど、本当に点取れて良かった。守っている時も1点の怖さを感じていた。1球1球集中して、周りと連携して、自分たちより多く点をとられなかったことが最終的にはよかったと思います」と笑顔を見せた。

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