大谷はビートルズ!? マドン監督が絶賛「東京で歩いている姿を想像してみてほしい」

[ 2021年9月16日 10:07 ]

大谷を絶賛したマドン監督

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が米誌タイムによる毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」に選出されたことを受け、15日(日本時間16日)のホワイトソックス戦前にジョー・マドン監督が祝福のコメントを寄せた。

 大谷の選出について問われると「翔平が成し遂げたことよりも面白いことは我々のスポーツの中ではほとんどない。批判的な意見はなかったのではないか。とても嬉しかった」と笑顔。さらには、20世紀を代表する音楽グループ「ビートルズ」を引き合いに出し「彼が東京で歩いている姿を想像してみてほしい。ジョン(・レノン)、リンゴ(・スター)、ジョージ(・ハリスン)、ポール(・マッカートニー)が歩いているんだ。一人の人間として、彼のやっていること、やっている方法を評価してあげてほしい。これはとてもスペシャルなことなんだ」と褒めちぎった。

 今季の大谷で最も印象的だったプレーを問われると「(レイズの本拠地)トロピカーナ・フィールドの後ろの壁に当てたのは今まで見たことがなかった。あの距離表示は間違っていると思う。最近ではレンジャーズ戦で7回、117球を投げた試合。彼は耐久面で優れている。重盗で本盗を決めたのも好きだ。彼はああいうことをやりたがっていた。そして、すごい本塁打も何本も打ってきたが、私はトロピカーナ・フールドで長く働いてきた。あんな本塁打は見たことがない」と興奮気味に語った。

 マドン監督が語る大谷の本塁打は6月25日に敵地レイズ戦の初回に放った24号先頭打者弾。右翼席後方の看板を越え、地上59フィート(約18メートル)の高さにある通称「キャットウオーク」に運んだ。「スタットキャスト」による計測で打球飛距離は453フィート(約138メートル)だったが、06~14年にレイズを率いたマドン監督は当日の試合後会見で「飛距離は間違い。もっと飛んでいる。試合でも打撃練習でも見たことがない」と驚いていた。

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2021年9月16日のニュース