パイレーツ筒香、6号 変わった始動「日米の間の違いに順応できた」

[ 2021年9月5日 08:00 ]

ナ・リーグ   パイレーツ6―7カブス ( 2021年9月4日    シカゴ )

初回、6号本塁打を放つパイレーツ・筒香(AP)
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 パイレーツの筒香嘉智選手(29)が4日(日本時間5日)、シカゴでのカブス戦に「2番・右翼」で移籍以来10度目のスタメン出場。初回右腕ヘンドリックスから先制の6号本塁打を放った。右翼ビデオボードに当たる飛距離123メートルの大きな打球だった。

 第2打席は左直。第3打席は左飛。第4打席は3番手右腕ラッカーの直球に見逃し三振だった。守備では3度目の右翼手での先発だったが、特徴あるリグレーフィールドで右中間と右翼線の2本の二塁打を無難に処理、中継の内野手に素早く返球していた。6回の裏の守備から交代。試合は9回裏に3点を奪われ、6―7で逆転サヨナラ負けだった。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――相手のヘンドリックスはストライクをどんどん投げる投手。対策は。
「いろんなボールを投げて抑えてくる。打たされないことを心掛けた」

――長打が多い。本来の打撃に戻せたのか、マイナーで何かをつかんでレベルアップしたのか。
「そこに関しては短時間で伝えるのは難しい。両方もちろんあると思う」

――タイミングが合うのは始動にあると解釈して良いのか。
「結果的に始動が変わっていると思うが、僕の感覚では日本の間とアメリカの間は全く違う。その違いに順応できた」

――技術的な裏付けがあって移籍できたと。
「パイレーツで打ってますので、パイレーツが合っているとかいう表現をされるんですが、合ってる合ってないは別の話。ドジャースのマイナーでのことが今表現できているということです」

――ビデオボードに当たったホームランのは球種は、実によく飛んだが。
「カーブです。特に飛距離は意識していませんので、ホームランになってよかったなと」

――ライトを守ることについて。
「すごく慣れてきた。試合でも今不安なことはないです」

――外野担当のタリック・ブロックコーチとよく練習している。「いろんな守備の練習をしてくれる。ライブノックのような形が多いです」

――逆転負けだったが。
「負けて喜ぶ人はいない。どんな展開であれ、負ければチーム全員が悔しい。明日に向けてできることをしたい」

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2021年9月5日のニュース