盛岡大付 “わんこそば打線”爆発で4年ぶり夏勝利 先発・渡辺も5安打完封で応えた

[ 2021年8月16日 17:59 ]

第103回全国高校野球選手権第4日 1回戦   盛岡大付7―0鹿島学園 ( 2021年8月16日    甲子園 )

<盛岡大付・鹿島学園>4回2死一、二塁、先制の3点本塁打を放ち、ガッツポーズの盛岡大付・平内(撮影・北條 貴史)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第4日は16日、甲子園球場で1回戦が行われ、第4試合では、4年ぶり11度目の出場となった盛岡大付(岩手)が、春夏通じて初出場の鹿島学園(茨城)を7-0で破り、2回戦に進出した。盛岡大付は、ベスト8入りした99回大会(2017年)以来、4年ぶりの夏勝利となった。

 自慢の強力打線が持ち味を発揮した。4回、2死一、二塁から平内が右翼へ先制3ラン。それまで打ちあぐねていた鹿島学園の先発・薮野を一発で仕留めた。さらに6回、1死満塁の好機では佐々木の二ゴロが相手の悪送球を誘い、2点を追加。その後も、渡辺のスクイズ、田屋の中前適時打でこの回4点を奪った。

 打線が売りのチームは、岩手大会5試合で50得点をたたき出した。高校通算64本塁打の松本や、岩手大会新記録となる5試合連続本塁打を放った金子など強力打線でチームを引っ張り、準決勝を含む3試合でコールド勝ちと、「わんこそば打線」の異名を持つ。その通り、打線が初戦から効果的に得点を奪い、快勝に導いた。

 先発の渡辺は、初回に2死満塁、2回には1死三塁と先制の危機を招くが、無失点で抑えて波に乗った。その後も制球良くコーナーを突く投球で、5安打完封勝利。125球の熱投で援護の打線に応えた。

 初出場の鹿島学園は、毎回のように走者を出したが、ホームが遠かった。

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