関東一、2年ぶり甲子園へ王手 東東京大会準決勝でエース市川、自己最速152キロで12K

[ 2021年8月1日 13:50 ]

全国高校野球選手権東東京大会準決勝   関東一4-1修徳 ( 2021年8月1日    東京ドーム )

<関東一・修徳>9回1失点12奪三振で完投した関東一・市川(撮影・篠原岳夫)
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 関東一が今秋のドラフト候補、修徳の床枝魁斗投手(3年)を打ち込み、19年夏以来、2年ぶり15度目の甲子園出場に王手をかけた。

 3回2死一、二塁から石見陸(3年)の中前適時打で先制。さらに津原璃羽(3年)の左越え3ランで貴重な追加点を奪った。

 投げてはエース市川祐(たすく、3年)が3安打1失点完投。初回、先頭打者の4球目に自己最速の152キロを計測するなど、12三振を奪う快投で強力打線を牛耳った。「きょうは全力を出し切ろうと、初回から真っすぐで飛ばした。東京ドームは初めて投げたけど投げやすかった」。5月の春季関東大会(山梨)以降、球速アップへ3キロのダンベルを右手親指と中指、人差し指で握りつつ上げて下ろす“夜間練習”を実施。「指がパンパンになるまでやりました。それで真っ直ぐのスピードも上がって回転数も上がったと思います」。春先の平均2000回転が6月下旬には2400回転へ。球速も150キロ台へ突入した。プロ注目右腕・床枝に投げ勝ったことで、スカウト陣の評価も急上昇しつつある。

 19年夏の甲子園は準々決勝・履正社戦の9回に登板。同大会優勝チームを1イニングながら無失点に抑えた。

 あす2日は東東京大会決勝。背番号1で迎える東京ドームのマウンドでも最高の投球を披露する。

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2021年8月1日のニュース