愛工大名電が13度目の夏切符 エース田村が好救援で流れ変え、5回一気6点で逆転

[ 2021年7月31日 19:00 ]

全国高校野球選手権愛知大会決勝   愛工大名電8-5享栄 ( 2021年7月31日    岡崎市民 )

<高校野球 愛知大会決勝>(愛工大名電・享栄)2回からマウンドに上がり、好投する愛工大名電・田村(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 愛工大名電が逆転で享栄を下し、18年以来2大会ぶり13度目の夏の甲子園出場を決めた。

 先発した右腕の野崎健太(3年)が初回に1死二、三塁から4番の彦坂藍斗(3年)に中前適時打を浴び2点の先制を許したが、2回表の守りに入る前に雷雲の接近で約2時間、試合が中断して流れが変わった。

 再開後の2回からはエース左腕の田村俊介(3年)が登板。粘り強い投球でスコアボードに0を並べて流れを引き戻すと、打線は4回に加藤蓮(2年)の右犠飛で1点。さらに5回には打者12人で6安打の猛攻を浴びせ、一気に6点を奪って逆転した。

 6回からは右のエース・寺嶋大希が享栄の反撃をしのいで逃げ切り、全国最多179チームの頂点に立った。

 倉野光生監督(62)は「5回は練習通りの打撃ができた。田村は気持ちで投げてくれた。その投球をナインがよくバックアップした」とナインをたたえた。

続きを表示

2021年7月31日のニュース