オリックス・平野佳 10戦連続無失点締めで単独首位!!今季初ブルペンデー7人継投で9連勝

[ 2021年6月22日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス4ー3楽天 ( 2021年6月21日    楽天生命パーク )

<楽・オ>楽天に勝利し、伏見(左)とタッチを交わすオリックス・平野佳(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 1点差を死守すると、オリックス・平野佳はグッと拳を握った。11年8~9月以来の9連勝。10年前は最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した「帰ってきた新守護神」が、単独首位に導いた。

 「打撃陣が打ってくれて、先発もしっかり投げてくれて。僕は最後に、ちょっと投げたくらいですよ」

 今季初の「ブルペンデー」で先発・竹安を含む7投手による継投の最後を締めた。4―3の9回だ。カスティーヨをフォーク3連投で空振り三振、続く黒川は初球フォークで二ゴロ。最後は代打・銀次を遊ゴロに仕留めた。10試合連続無失点で7試合連続セーブ。中嶋監督からは「点差を詰められて相手に勢いがある中で、さすがというか、落ち着いて投げてくれた」と称えられた。

 「みんな悔しかったしね。僕も最後ヘバッた。今年は最後まで頑張れるように」。平野佳は14年の悔しさを晴らす絶好機と捉える。ソフトバンクとの優勝争い。同年9月24日に2位でマジック7を点灯させたが、勝率2厘差でかわされた。

 「1番と言っていいくらい強いチームができている。投手も野手も若手が頼もしい。今そういう位置にいるので、みんなで手放さないように。監督が言うようにチャレンジャーの気持ちで」。若手とベテラン、投打がかみ合った快進撃。オリックスの勢いは本物だ。(湯澤 涼)

 《代打も好調》オリックスが11年以来、10年ぶりの9連勝。同率首位だった楽天をかわして単独首位に立った。8回には代打・モヤが適時二塁打。オリックス代打陣の打率・244、16打点はともに12球団トップ。勝負どころで中嶋采配が当たっている。

続きを表示

この記事のフォト

2021年6月22日のニュース