ダルビッシュ メジャー最速1500奪三振 7連続空振り三振など圧巻投球

[ 2021年6月22日 13:16 ]

先発したダルビッシュ
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 パドレスのダルビッシュ有投手(34)が21日(日本時間22日)、本拠地サンディエゴでのドジャース戦で今季15度目の先発登板。6回にこの日11個目の三振を奪い、メジャー通算1500奪三振を達成した。

 6-1で迎えた6回、先頭のスーザJr.相手にカッターで見逃し三振を奪った。メジャー通算197試合目での1500奪三振達成となり、200試合以下で達成したのはダルビッシュが初となった。これまでの最速はランディ・ジョンソンの206試合だった。

 初回は1死から四球を出したが、3番ターナー、4番スミスをカッター、スライダーで連続空振り三振に斬った。投球後にこの日から大リーグ機構(MLB)が投手による粘着物質不正使用の取り締まりを強化、罰則の適用を厳格化したことに伴い、審判団による帽子やグラブのチェックを受けた。4点リードで迎えた2回は5番ビーティをスライダー、テーラーを96・4マイル(約155キロ)直球で、マキンストリーをカッターで3者連続空振り三振に斬った。

 3回も8番レックス、ウリアスをカッター、スライダーで連続空振り三振とし、実に初回から7者連続空振り三振を奪った。続くベッツには初球の外寄りシンカーを中越えの本塁打とされて1点を失ったが後続を断った。4回は3番ターナー、スミスをスライダーで連続空振り三振など、3者凡退。投球後には審判団から2回目のチェックを受けた。5回もテーラーをスライダーで空振り三振など3者凡退とした。 

 ダルビッシュはこの日の試合前までに196試合に登板し、1489三振を記録していた。またこの日勝てばメジャー通算勝利は田中将大(32=楽天)に並ぶ日本人3位タイとなる78勝となる。日本人1位は野茂英雄の123勝で、2位は黒田博樹の79勝。日米通算勝利は171勝(日本93勝、MLB78勝)となり、現役投手では松坂大輔(現西武)を抜き、単独2位となる。

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