ソフトバンク・松本 3被弾「全部、失投」配置転換も…工藤監督「先発難しい」

[ 2021年5月3日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4ー5オリックス ( 2021年5月2日    京セラD )

<オ・ソ>6回2死、伏見に本塁打を打たれガックリする松本(撮影・後藤 正志)
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 ソフトバンク・松本はベンチの後方で1点差の9回の攻撃を祈るように見つめた。2死三塁と攻めたが、川島が三ゴロに倒れて試合終了。同点、逆転の願いは通じなかった。

 またもホームランに泣いた。先発で6回を投げて5失点を喫して2連敗。松本は「打たれてしまったボールは全部、失投。大事な場面での集中力、慎重さが足りなかった。申し訳ないです」と声を絞り出した。4回までは直球を低めに集め、5安打されながらも無失点に抑えたが、中盤に一発攻勢を受けた。

 5回1死一塁から宗に2ランを浴びて先制を許し、6回無死一塁ではモヤに2ラン、2死後に伏見にソロを打たれた。宗、モヤにはいずれもフォーク、伏見にはスライダーを痛打された。5回0/3を9安打7失点でKOされた、前回4月25日のロッテ戦でも2被弾。4月11日の楽天戦からの4試合続けて先発を託されたが、失投が多いため白星が遠い。被本塁打3、被安打10はプロ7年目で自己ワーストだった。

 工藤監督は「僕らの時代から“本塁打は防げる”と言われているので…。狙ったところに投げて打たれているわけではない。失投と思う。修正力は投手には必要」と厳しく指摘した。さらに「2試合での結果を見れば、先発としては難しいだろうなと」と配置転換にも言及した。

 昨季17勝5敗2分けと得意としたオリックスに、今季9試合目で同じ5敗(4勝)を喫している。この数字が先発陣の苦戦ぶりを物語っている。

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2021年5月3日のニュース