横浜 140キロ右腕・宮田知弥が完封 金井慎之介の2安打など打線も爆発

[ 2021年4月18日 11:55 ]

春季高校野球神奈川県大会 4回戦   横浜10―0星槎国際湘南 ( 2021年4月18日    バッティングパレス相石ひらつか )

右中間へ適時三塁打を放つ金井(撮影・柳内 遼平)
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 横浜は投打で星槎国際湘南を圧倒し、5回コールド勝ちした。先発した最速140キロ右腕の宮田知弥(3年)は5回を1安打完封。持ち味の制球力を生かしたコーナーを突く投球で3三振を奪い「ストライク中心で打者をどんどん追い込めた。打者陣がカバーしてくれたので、投球に専念できた」と振り返った。5番を担う打撃でも初回に右越えへ2点適時三塁打を放つなど投打で躍動した。

 自らの好投で今秋のドラフト候補に挙がる最速148キロ左腕の金井慎之介(3年)を温存することに成功。ここまでエースの登板がないことに宮田は「金井なしで勝っていこうと投手陣で話している。(金井は)ここ一番でしっかり投げてもらいたい」と先を見据えた。

 金井は「3番・左翼」で先発し、3打数2安打1打点とバットでチームに貢献。大差がついた4回は右中間へ適時三塁打を放ち「今までは点数を取り切れないという所があったので、チームとして残塁を無くそうとしている。そこで一本出るということは普段の練習の成果が出ているのかなと思う」と話した。

 村田浩明監督は打線爆発の要因を冬に取り組んできた選球眼の向上にあると語る。「見逃す練習、振らない練習をやってきた。我慢させる。それが出来た」。星槎国際湘南の右腕・小林匠(3年)の投じるストライクからボールになる変化球を見逃し、甘い球を逃さず捉えたことが大勝につながった。

 3回戦では背番号11の右腕・山田烈士(れお・3年)が好投するなど、エース・金井以外の投手陣が結果を出し、打線も登り調子。神奈川の頂点へ向け視界は良好だ。(柳内 遼平)

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2021年4月18日のニュース