雨降って、阪神の「G倒ローテ」が固まった 20日からの3連戦で西勇、青柳、秋山の「三本柱」投入

[ 2021年4月18日 05:30 ]

笑顔でキャッチボールする阪神・青柳(撮影・大森 寛明)
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 雨降って「G倒」固まる――。青柳が、スライド登板せず21日の巨人戦に向かうことが決定。20日からの敵地3連戦は西勇、秋山も起用されることが濃厚で宿敵に自慢の3本柱を惜しみなくぶつけ、首位固めを狙う。

 「(雨予報は)もう分かってたことなんで。しょうがないです」。通算9度目の雨天中止となり「雨柳さん」ぶりを発揮してしまったものの、視線は早くも次戦に向けられた。「行けと言われた所に行くだけ。きょう投げられなかったのは残念ですけど、チーム的にはまだ良い流れが続いているので、それに乗って投げられるようにしたいです」。

 矢野監督は「次の巨人戦にヤギ行こうかな」と明言し「今の(良い)状態でジャイアンツにどう投げていくか」と期待した。1戦目から中5日の西勇、青柳、秋山の順で再編。昨年もローテーションの中心で回り、今季もここまで好調を維持する3人をぶつける。

 中でも西勇は昨年、巨人戦に5試合登板し3勝(1敗)、防御率1・77とキラーぶりを発揮。秋山は1勝(1敗)、防御率2・57、青柳も20年は3戦3敗も岡本和と坂本の中軸を計9打数無安打に封じ込めるなど、苦手意識はみじんもない。何より、開幕から驚異の安定感を誇る先発陣。ここまで2勝、防御率1・35を誇る青柳も緊張感たっぷりの相乗効果を口にした。

 「良い刺激ですけど、だいぶプレッシャーです(笑い)。ふがいないピッチングをしたらすぐ代わっちゃうかなってくらいの意識」

 20日から巨人はスモーク、テームズの新助っ人コンビが合流する可能性も浮上しているが、今の投手陣、背番号50に恐れるものはない。「ここまでは、そこまで調子が良いっていうのがないんで。まだまだ調子は上がっていくかなと」

 上昇モードは、まだ始まってもいない。本領発揮はこれからだ。 (遠藤 礼)

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2021年4月18日のニュース