開幕投手が、今、投球フォーム変更！　中日・福谷　大胆策が実り6回無失点、被安打わずかに1

オープン戦   中日―日本ハム （ 2021年3月19日    バンテリンドーム ）

＜中・日OP＞4回2死満塁、王の打球を好捕した平田（右）を迎える福谷（撮影・椎名　航）
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　初の開幕投手を務める中日の先発・福谷は6回無失点。本番前最後の登板で投球フォームを変更する大胆策が功を奏し、日本ハム打線をわずか1安打に抑えこんだ。

　立ち上がり、先頭・西川に左前打を浴びたが後続を断ち、波に乗った。4回には2四球1失策で2死満塁のピンチをつくったものの、王柏融（ワンボーロン）を右直。テンポの良い投球でスコアボードに次々と0を並べ、8勝した昨季のように試合巧者ぶりを見せた。

　前回10日の西武戦は3回12安打10失点の大乱調。そこから中8日の間にテークバックぎりぎりまで右腕をだらんと下げた脱力投法にチェンジ。開幕直前のフォーム変更は異例とも言えるが、ピタリとはまった。