DeNA・大貫のさらなる進化、ロッテ・土居の潜在能力…まだまだいる お股ニキ氏の注目選手

[ 2021年2月25日 10:00 ]

お股ニキ氏が挙げる注目選手のひとり、DeNAの大貫
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 本紙の23日付紙面で、「プロウト(プロの素人)」評論家のお股ニキ氏が推す、今季のブレーク期待選手を紹介した。紙面のスペースの都合で載せきれなかった選手も多数おり、ここで紹介したい。

 まず、セ・リーグでは、中日の2年目左腕・橋本侑樹について「球に力はある。リリーフの一角に入ってくるかもしれない」と評価する。新外国人左腕ロサリオの来日が遅れているため、チャンスをつかめるかに注目だ。DeNAでは昨季10勝を挙げた大貫について「ボールの質も、技術も半端じゃない」と、さらなる進化を期待。チーム内でも大きく期待されている5年目外野手・細川成也については「タイミングの取り方がよくなっている。洗練されてきた」と分析した。広島では投手で塹江敦哉、島内颯太郎、打者で坂倉将吾らの成長を指摘している。ヤクルトではルーキー右腕の木沢尚文に加え、昨年も推した高梨裕稔、長谷川宙輝の3投手を注目選手に挙げた。

 次にパ・リーグ。ソフトバンクでは3年目外野手の水谷瞬に「すぐに出てくるというわけではないが、ポテンシャルが高い」と熱視線。ロッテでは「かなりの素質を感じる」という3年目・土居豪人、さらに2年目・横山陸人の両右腕を挙げ、いずれも潜在能力を高く評価する。打者では藤原恭大、佐藤都志也を挙げ、藤原については「まず打率2割7分、20本塁打くらいを目指せるのでは」と語る。楽天はドラフト4位ルーキーの内間拓馬について「かなりいい球を投げている」とした。日本ハムでは清宮幸太郎の打撃の改善ぶりを「去年の終盤から、よくなる兆しがある」と語った。意外にも?多くの選手が挙がったのが、2年連続最下位のオリックスだ。野手では太田涼、紅林弘大郎、杉本裕太郎らの成長ぶりを評価。投手では6年目の竹安大和を「球の質が良くなっている」とし、下手投げのドラフト4位・中川颯を「かなり才能はある。面白い」と指摘した。

 昨季の開幕前にイチ推し選手を特集した際には、楽天・涌井秀章、広島・堂林翔太らの復活や、阪神・スアレスのブレークを的中させたお股ニキ氏。その時にメインで取り上げた2人のことも、引き続き推している。楽天・津留崎大成を「昨年以上に個々の球種が良くなっている」、中日・岡野祐一郎を「去年よりも成長している。データ上でも、いいボールを投げられている」と分析した。

 いずれの選手も、要チェックだ。(記者コラム・大林 幹雄)

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2021年2月25日のニュース