今春センバツから決勝もタイブレーク採用 3・19開幕「障害予防の観点」重視

[ 2021年2月20日 05:30 ]

甲子園球場
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 日本高野連は19日、主要大会の決勝でもタイブレークを採用することを決めた。3月19日に開幕する予定の第93回センバツから適用。従来は決勝だけは延長15回まで行い、同点の場合は引き分け再試合(再試合ではタイブレーク)としていた。タイブレークは高校野球では18年のセンバツから導入され、夏の全国選手権大会や地方大会でも採用。13回から実施されていたが、優勝や甲子園の切符が懸かる決勝については例外で、15回引き分け再試合を残していた。

 過去に延長13回以降までもつれた甲子園の決勝は春に3度、夏に6度。69年夏の松山商―三沢は18回、06年夏の早実―駒大苫小牧は15回で決着がつかず引き分け再試合になるなど、歴史に残る激闘もあった。小倉好正事務局長は「昨年から各都道府県高野連、9地区の理事の皆さんらと話し合いを重ねてきた。(1週間500球の)球数制限同様、障害予防の観点から判断した」と説明した。

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