日本製鉄鹿島の山口駿太郎が母校・日大から適時打 スポニチ大会は「本塁打&4割」

[ 2021年2月20日 21:25 ]

オープン戦の日大戦で7回に中前適時打を放った山口駿(撮影・柳内 遼平)
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 社会人野球の第75回JABA東京スポニチ大会(3月8日開幕、神宮など)に出場する日本製鉄鹿島(鹿嶋市)が千葉県習志野市の日大グラウンドでオープン戦を行い、6―0で日大に快勝した。日大出身で1年目の山口駿太郎は「4番・DH」で出場し、7回の中前適時打含む5打数1安打1打点。母校の日大グラウンドでレギュラー獲りへアピールした。

 4番に抜擢されたルーキーに突風が味方した。7回2死二塁で山口駿がフルスイングした打球は強い風に押し戻され、中前にポトリと落ちた。母校相手に4打席目で意地の適時打を放ち「1本出て良かった」とホッとした表情を見せた。

 前日は昨年の都市対抗優勝チーム・Honda相手に3安打と気を吐いた新人に中島彰一監督は「結果を出している。即戦力で使っていきたい。将来的には4番を打ってほしい」と期待を込める。
 課題もある。3回は無死一、二塁で併殺打、7回は適時打後、けん制死。試合後は昨年までコーチとして指導を受けた日大の片岡昭吾監督から「落ち着いて野球をしなさい」とアドバイスを受けた。

 日大では4番を務めた長距離砲は「やらなければいけないことが沢山見つかった」と前を向く。初の公式戦となるスポニチ大会へ向け「先輩に食らいついていきたい。スイングスピード、確実性を上げて、本塁打と打率4割を打ちたい」と誓った。新4番候補はスポニチ大会で旋風を巻き起こす。

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2021年2月20日のニュース