ソフトB・和田 21日に40歳も中6日でローテ守り切る! ブルペンで84球熱投

[ 2021年2月14日 05:30 ]

投球練習をする和田

 ソフトバンク・和田毅投手(39)が宮崎春季キャンプ第4クール初日の13日、正捕手の甲斐を相手に84球の投球練習を行った。今キャンプ6度目のブルペン。変化球やセットポジションでの投球も披露した。21日に40歳になる左腕は中6日で1年間、ローテーションを守ることを改めて誓った。

 納得するまで終わらない。和田のブルペン投球は19年目でも変わらない。「ラスト!」と宣言してから、約10球を投じた。「どこに行っても、本当にラスト!」と言いながら、さらに2球。最後は直球を決め、84球の投球練習を終えた。

 「(甲斐)拓也が初めて受けてくれたので、今の僕の感じを見てもらうのが大事かなと。僕的にはあまり良くなかったけど“昨年の今の時期を考えると、いい球が来ています”と言ってもらった」

 打席に増田、リチャードの若手野手を立たたせスライダー、チェンジアップも織り交ぜた。途中からは21球、セットポジションでも投じ「球数も投げられているし、順調だと思う」と今キャンプ6度目のブルペンを振り返った。

 19日の紅白戦で登板予定の左腕。工藤監督は「キャッチボールは(体が)重そうだったけどブルペンでは下(半身)を使ってピュッと来ていた。昨年のキャンプより、はるかに充実していて、手応えをつかんでいると思う」と目を細めた。

 21日に40歳を迎える。入団当時から目標に掲げていた「40歳でも一線で投げる」ことに、こだわり続けてきた。昨年は開幕ローテーション入りし8勝1敗、防御率2・94の成績を残し、リーグ優勝、日本一に貢献した。だが、首脳陣の配慮もあって登板間隔を空けるために3度、出場選手登録を抹消された。「昨年の反省。できなかったことをできるように」と今季は中6日でシーズンを完走することを誓った。

 千賀、東浜が出遅れる中、開幕投手は横一戦。それでも和田は「(可能性は)ゼロではないかもしれないけど、そこよりも間を空けずに1年間投げ続けることが大事」と言った。四十にして、ローテ飛ばさず。ベテランの決意に迷いはない。

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2021年2月14日のニュース