矢野監督の密着マークは終わらない　ドラ3佐藤蓮にノック、そして助言「監督の気持ちに負けないように」

矢野監督（左）と談笑しながらサブグラウンドから戻る佐藤蓮（撮影・北條　貴史）
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　阪神ドラフト3位・佐藤蓮（上武大）は、密着マークされた矢野監督からも指導を受けた。

　「愛情というか…。（特守は）めっちゃキツかったです。監督の気持ちに負けないようにやりました」

　アップ後のサブグラウンドでのダッシュでは、指揮官に「行け、行け！」と鼓舞されながらタイム測定された。その後の特守ではノックの雨を浴び、午後からのブルペン投球では技術的な助言を送られた。「リリースのポイントだけ意識してやっています。徐々にですけど、いい感じになっている」。12球団を見渡しても、指揮官が一人の選手にこれだけ長い時間、寄り添うことは珍しい。

　実戦初登板となった7日の紅白戦では制球に苦しみ1安打4四死球。予定の1回を投げ切れず、試合は7回2死で異例の打ち切りとなる屈辱を味わった。矢野監督から“大投手になれる”と言われており、献身的なサポート態勢は今後も続いていく。（山本　浩之）