日本ハム ドラ4細川 イチロー氏を模範にルーティン構築目指す

[ 2021年1月7日 05:30 ]

勇翔寮に到着した細川凌平(撮影・沢田 明徳)
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 日本ハムの新人7選手が6日、千葉県鎌ケ谷市の「勇翔寮」に入寮した。それぞれがプロとしての新生活へ思いをはせた中、ドラフト4位・細川凌平内野手(18=智弁和歌山)は元マリナーズ・イチロー氏(47)の現役時代を模範にルーティンを構築する考えを語った。

 父が運転する自動車で京都の実家を朝4時に出発。10時すぎ、細川は一番乗りで寮に着いた。寮と球場、室内練習場が1カ所でパッケージされた2軍拠点に足を踏み入れ「野球に集中できる環境を最大限に生かし、早く戦力になれるように頑張る」と意気込んだ。

 すぐに取り組みたいことがある。生活ルーティンの確立だ。「朝起きてから学校に行くまでと、帰ってから寝るまでのスケジュールを毎日一緒にしていた。そこはこだわり。早く流れをつかまないと浮足立っている状態になる」。実家を離れた智弁和歌山時代に必要性を感じて始めたという。イチロー氏に「朝カレー」などのルーティンがあったこと、その下で好成績を残し続けたことを知ると、ますます身が入った。

 「食べるものが同じでも味が違ってきたりすれば、何か自分の体の中がおかしい。最低限というものをつくると毎日感じるものがある。体や心の状態を自分で見ていました」

 昨年12月には智弁和歌山でイチロー氏に指導を受ける機会に恵まれた。質問をすることで、ルーティンの大切さを改めて理解した。睡眠時間を保つために「フィットラボ」のマットレスを持ち込み、スピード感あふれる将来の切り込み隊長候補の寮生活が始まる。(和田 裕司)

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2021年1月7日のニュース