西武 球団ワースト“主砲不振”に泣いた 先発4番5人トータルで・204

[ 2020年12月19日 05:45 ]

データで振り返る コロナ禍の2020シーズン

西武の中村(左)と山川
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 リーグ3連覇を逃した西武は強力打線が沈黙した。2連覇中のチーム打率は18年・273、19年・265でいずれもリーグ1位。それが今季は・238でリーグ5位にダウンした。西武のチーム打率がリーグ5位以下は12年の・251(5位)以来。打率・240未満は太平洋時代の74年・235以来46年ぶりの貧打になった。

 特に目立ったのが先発4番の不振だ。今季は山川が最多の70試合で打率・224。以下メヒア・175、栗山・180、外崎・222、中村・091と5人トータルで・204。先発4番のチーム打率としては56年高橋ユニオンズの・198以来64年ぶりの低さ。西武では73年(当時太平洋)の・215を下回る球団ワースト記録の屈辱となった。

 昨年打率・329で、捕手として史上4人目の首位打者を獲得した森も今季はリーグ17位の・251と振るわなかった。昨年は開幕30試合時にリーグ1位の打率・356と好スタートを切ったが、今季は同試合消化時に・240(24位)と大きく出遅れ。日程変更の影響も少なからずあっただろう。パ・リーグで1年のブランクを置いて首位打者に返り咲いたのは72、74年張本勲(東映)、85年落合博満(ロ)、06年松中信彦(ソ)と3人、4度。森が来季V字回復で2度目の首位打者に輝けばチーム初めて。打棒復活に期待がかかる。 (記録課・宮入 徹)

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