ロッテ・安田 幼少期の兄弟2ショットなし 寮生活の12歳上の兄は「よく知らないおっさん」

[ 2020年12月19日 09:03 ]

安田兄弟オンライン対談

妹の結婚式で撮影した安田兄弟のツーショット。兄・亮太が捕手で、弟・尚憲が打者に
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 【取材後記】12歳差の兄弟。2人に「幼少期のツーショット写真を貸してもらえないか?」とお願いすると、亮太さんは「ほとんど一緒に住んでないので写真がないんです」と苦笑いした。送られてきた写真は18年1月に行われた3人きょうだいで真ん中の妹さんの結婚式で撮影されたもの。兄が捕手、弟が打者の格好をしておどけていた。

 亮太さんはPL学園、明大、社会人でも数年間は寮生活で「オフに家へ帰ると弟は“よく知らないおっさんが来た”と思っていたんじゃないかな」と振り返る。そんな2人の関係性も弟の成長とともに変化する。兄は「ドラフト1位で自分の目標だったプロになった弟に嫉妬(しっと)していた」と明かす。そんな葛藤も三菱重工名古屋の主将&捕手で18年の日本選手権で優勝したことで消えたという。

 三菱重工は来年1月から硬式野球部4チームを2チームに再編、統合し、兄は三菱重工Eastに移籍する。弟は「もう一度、日本一になってほしい。東京ドームで捕手をしているところを見たい」と今度は都市対抗優勝を期待する。兄弟によるアマとプロでの同年日本一。そんな夢も見てみたい。(横市 勇)

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