オリックス・吉田正 楽天・高梨の巨人移籍に「ラッキー」 2年連続首位打者へ来季も左キラー対策“カギ”

[ 2020年12月14日 22:03 ]

オリックス・吉田正
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 オリックスの吉田正尚外野手(27)が14日、左キラー対策の一幕を明かした。

 この日はABCラジオ「Monday! SPORTS-JAM」に出演。リスナーからの「苦手な投手は?」というシンプルな質問に対して、「パッとは出てこないが」とした上で、楽天から巨人に移籍した高梨を挙げて「相性が悪かったのですが、トレードで移籍して、ラッキーと思いました」と照れ笑いした。

 高梨とは今季の対戦はなかったが、通算では11打数1安打で、打率.091。「どこかで左対策の投手が、各球団、中継ぎで出てくる。そういう投手は打ちづらいなという印象」と正直に明かした。具体的には「ソフトバンクの嘉弥真さん、西武・小川さん、日本ハム・宮西さん」と名前を挙げて「僕はちょっと打率が落ちてしまうところ。開き直って、打席に立っているが、良い結果を出せていないので、ちょっと対策をしながら(やっていた)」と打ち明けた。

 嘉弥真には通算16打数4安打で打率.250、小川には9打数2安打で同.222、宮西には16打数1安打で同.063、と対戦打率は悪い。今季は.350で自身初の首位打者を獲得したが、2年連続タイトルを狙うには“キー”となる投手かもしれない。

 初タイトルに関しては「去年2位で、1番を目指してやっていたので素直にうれしい」と打ち明け、「意識しない、と言ったら嘘になりますね。毎回、試合結果を見ますが、先に選手(の結果)を見てしまう。だいたい打っているんですよ」と、ソフトバンク・柳田、日本ハム・近藤とのデッドヒートの日々を振り返った。それでも最後は「相手を気にするより、まずは自分のことを、と。そこはぶれずにできた」と、タイトル奪取の秘訣を話していた。

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2020年12月14日のニュース