巨人、DH導入を提案も セ・リーグ理事会で導入は見送り

[ 2020年12月14日 18:57 ]

巨人・山口寿一オーナー
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 巨人が14日、来季のセ・リーグに指名打者(DH)制を暫定的に導入することを提案した。新型コロナウイルス禍で試合を行う上で、投手の負担軽減、チーム力の強化、プロならではの試合提供する責務などを理由に挙げた。提案したものの、セ・リーグ理事会で導入は見送られた。

 今季のソフトバンクとの日本シリーズは全試合DH制で行われた。コロナ禍による過密日程の中、投手の負担軽減のためにとソフトバンクから申し入れがあり、臨時実行委員会で今季限りの特例として決まった。

 巨人の原監督は昨年10月、「DH制というので相当差をつけられている感じがある。(セ・リーグも)DH制は使うべきだろうね」と提言していた。

 ▼過去のDH導入への協議 パ・リーグは75年にDH制を導入。一方のセ・リーグも導入へ向けてこれまでに何度か協議し、12年にも俎上(そじょう)に上がった。しかしセは「伝統をあまりにも根本的に覆しすぎる」などとDH制に長く反対の立場だったこともあり、導入には至らなかった。17年オフにも検討。実現はしなかった。

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