巨人 球団最少1安打で3連敗…元木ヘッド「崖っ縁の崖っ縁」 原監督「休んで、覚醒して」

[ 2020年11月25日 05:30 ]

SMBS日本シリーズ2020第3戦   巨人0-4ソフトバンク ( 2020年11月24日    ペイペイD )

<ソ・巨>初回1死二塁、坂本(右)が三振に倒れ厳しい表情の巨人・原監督
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 日本シリーズでは球団最少の1安打敗戦。原監督は3連敗を喫し打線の奮起を促した。

 「全員が悔しい思いをしている。反省するところはして、休んで、覚醒しているようになってもらいたい。もう前に行くしかない」

 初回、先頭の吉川尚が遊失で無死二塁の好機をつくった。指揮官は「もらったチャンスだから」と手堅く2番・松原に送りバントのサイン。だが三塁へ走者を進めることはできず、後続も倒れて絶好の先制機を逸した。9回2死まで無安打。あわやシリーズ無安打敗戦の危機を、丸の中前打で阻止するのが精いっぱいだった。

 2年連続4連敗ではあまりに屈辱的だ。元木ヘッドコーチは「崖っ縁の崖っ縁」と表現し「意地を見せるしかない。ジャイアンツのネームを背負っているわけだから」と誇りを口にした。(神田 佑)

 ≪1安打は球団ワースト≫巨人が1安打零敗でシリーズ3連敗。シリーズ1安打以下は07年第5戦日本ハム0安打、01年第1戦近鉄1安打に次いで3度目。巨人では08年西武第7戦まで6度あった2安打を下回るワースト記録になった。これで13年楽天第7戦から8連敗。シリーズ8連敗以上は58年第4戦から61年第1戦にかけて巨人自らが記録した9連敗に次いで59年ぶり2度目の屈辱だ。また、原監督にとっても8連敗となり、巨人では58年第4戦から59年第4戦まで8連敗した水原監督のワースト記録に並んだ。

 また、中島(巨)が8回に3試合連続の死球を記録し、91年に7試合シリーズで達川(広)がマークした3死球に並んだ。西武時代から通算5死球で、通算最多は達川と伊東(西)の6。

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2020年11月25日のニュース