オリックス・中田に“由伸流育成プラン”浮上 中嶋監督が注目の19歳育成右腕

[ 2020年11月23日 05:30 ]

フェニックス・リーグ   オリックス2-1ヤクルト ( 2020年11月22日    SOKKENスタジアム )

自己最速の150キロをマークしたオリックスの育成3位ルーキー・中田
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 19歳の育成右腕が成長ぶりをアピールした。オリックスの育成選手・中田が7回無死一、二塁で救援し自己最速を更新する150キロを計測するなど2三振を奪い1回1安打無失点の好投を見せた。

 「ピンチでも、やってやろうという気持ちしかない。でも、あそこで(2死一、二塁から渡辺に右前適時打され)1点取られたのは、これから先の課題」

 反省を口にしたが、視察中の中嶋監督の評価は高かった。シーズン当初は2軍監督で「春先は非常に良かった。使いたくなる投手だった」とファームの守護神を任せていたほど。「現状では短いイニングが合っているけれど、由伸のような育成方法もある」。高卒2年目に救援でブレークし3年目から先発に転向してエース格に成長した山本の名前を出し育成プランを示した。

 大阪桐蔭時代は甲子園出場こそないが、中学時代にU15侍ジャパン入りした逸材。「第2の由伸」へ期待が高まる秋となった。(田中 貴久)

 ◆中田 惟斗(なかた・ゆいと)2001年(平13)9月13日生まれ、和歌山県御坊市出身の19歳。中学3年時はU15日本代表入り。大阪桐蔭では1年秋にベンチ入りも2年春夏の甲子園大会はメンバー外で甲子園出場なし。19年育成ドラフト3位でオリックス入団。今季はウエスタン・リーグ21試合に救援登板し1勝2敗3セーブ、防御率4.09。1メートル81、90キロ。右投げ右打ち。

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2020年11月23日のニュース