巨人・直江 高卒2年目でのデビュー戦は4回1失点「見逃してくれませんでした」誠也に同点弾被弾

[ 2020年8月23日 20:23 ]

セ・リーグ   巨人―広島 ( 2020年8月23日    マツダ )

<広・巨>力投する直江(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人の高卒2年目右腕・直江大輔投手(20)が広島戦(マツダ)でプロ初登板初先発。先制点をもらったものの追いつかれ、4回3安打1失点で降板した。

 開幕8連勝中のエース菅野に次ぐ6勝(2敗)を挙げている戸郷と同期で、松商学園(長野)から2018年ドラフト3位で巨人入りした直江。試合開始直後の1回表に降雨が強くなったため40分以上試合が中断するというハプニングの中、待たされた1回裏は2死から西川に中前打され、続く鈴木誠に四球で2死一、二塁のピンチを招いた。だが、堂林を中飛に仕留めて失点は許さず。味方打線は3回に坂本の中越え適時二塁打で1点先取し、援護点をもらった。

 2回、3回と2イニング連続で3者凡退に仕留めた直江だったが、1―0で迎えた4回、主砲・鈴木誠に高めに抜けた141キロ直球を左中間スタンド上段へ運ばれ、同点。続く堂林に中前打され、なおも1死一塁となったが、打者・ピレラの時に見逃し三振と二盗失敗の併殺に仕留めてそれ以上の失点は許さなかった。それでも直後の5回、先頭で打席が回ると、原監督は代打・若林をコール。ここで降板となった。

 直江の投球内容は4回で打者15人に対して64球を投げ、3安打1失点。5三振を奪い、与えた四球は1つだった。直球のMAXは1回と2回に計測した145キロ。3回には外に逃げていくスライダーで長野を、4回にはフォークで西川をともに空振り三振に仕留めるなど見せ場もあったデビュー戦となった。

 ▼巨人・直江 きょうの球場入りするまでは不安と緊張がありました。体を動かしてゲームをイメージしていると自分の投球が1軍打者にどこまで通用するのか期待する気持ちに変わりました。マウンドではとにかく強気の投球だけは忘れないようにと言い聞かせました。やはり1軍の打者はスイングが速く、甘いボールは見逃してくれませんでした。収穫は腕を振って低めに投げた変化球で空振りが取れたことです。課題は、ストレートのレベルアップです。(鈴木誠に打たれた本塁打は)ストレートで勝負して簡単に打ち返されました。わかっていても簡単に打たれないストレートを目指します。

続きを表示

2020年8月23日のニュース