中日 4発!4連勝でようやく強竜打線に! ビシエド連日の猛打賞「今日は本当にいい日」

[ 2020年8月20日 05:30 ]

セ・リーグ   中日11-2ヤクルト ( 2020年8月19日    神宮 )

<ヤ・中11>7回無死一塁、ビシエドが左越え2ランを放つ(撮影・村上 大輔)
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 「強竜」打線に変貌した。中日はともに今季最多となる4本塁打、11得点の大勝。“着火マン”が先制2ランのアルモンテなら、大砲は4番・ビシエドだ。今季2度目の1試合2発を含む3安打4打点で今季初の4連勝に導いた。

 「いいスイングができてホームランになった。今日は本当にいい日になった」

 3回1死から原の内角シュートを左翼席へ運ぶと、7回無死一塁では中沢の低めスライダーを捉え、左翼ポール直撃の12号2ラン。8回2死二塁では右翼線への適時二塁打と広角に打ち分けた。

 巨人・岡本と本塁打でリーグトップを争うなど7月までは好調だったが、8月に入り調子が急降下。29打席連続無安打などで打率も3割を切り「こんなに長いスランプは初めて。本当に苦しかった」ともがいた。それでも「日々の練習で前を向いた」と気持ちを強く持ち、4安打を放った18日に続く2試合連続の猛打賞。与田監督も「広角に打てる状況になって相手も一番攻めづらい」とうなずく。

 53試合で12球団ワースト178得点だが、4連勝中は計30得点と主砲の復調に呼応するように打線も活発化してきた。「チームが勝つこと。それが僕の願い」とビシエド。15年8月以来の4カード連続勝ち越しで2位だった6月23日以来のAクラス、3位に浮上。真夏の大反攻はまだまだ続く。 (徳原 麗奈)

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