昌平4回戦進出 プロ注目の渡辺 高校通算46号逆転3ラン!

[ 2020年8月15日 05:30 ]

埼玉大会・3回戦   昌平9―1白岡 ( 2020年8月14日    大宮公園 )

<白岡・昌平>3回2死一、二塁、左越えに逆転3ランを放ち、次打者・吉野哲(右)とタッチを交わす昌平・渡辺(撮影・吉田 剛)
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 埼玉高野連が独自に開催する代替大会は14日、12試合が行われた。プロ注目の昌平・渡辺翔大内野手(3年)が白岡戦で高校通算46号となる左越え逆転3ランを放ち、4回戦進出に導いた。

 4番の渡辺がスライダーに快音を響かせた。1点を追う3回2死一、二塁。打球は逆方向に伸び、約5メートルの左翼フェンスを越えた。「何としても打ちたかった。振り切った分、伸びました」と殊勲打に笑顔をのぞかせた。

 1年春から4番を担ってきた。練習で場外弾を連発するため、右翼フェンス後方には通行人を守るための部員が配置されたほどだ。県内でも知名度は高まり、相手投手の内角の勝負は減った。逆方向へ長打を打つ。昨冬から取り組んだ課題の解決策は、バットを内側から立てるように出すことだった。活動休止明けから逆方向への長打が増えた。

 この日はプロ10球団のスカウトが視察。巨人・柏田貴史スカウトは「思うような打撃ができていると思う。振りの速さと当てる技術がある」と評価した。渡辺は「プロ志望高校生合同練習会」に参加せず、今大会に全てを懸ける考えだ。(柳内 遼平)

 ◆渡辺 翔大(わたなべ・しょうだい)2002年(平14)6月27日生まれ、埼玉県出身の18歳。小1で野球を始め、瀬崎中では硬式の草加ボーイズでプレー。昌平では1年春からレギュラーで、一塁手、外野手を務める。昨秋は県8強。1メートル78、80キロ。右投げ左打ち。

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