高校球児、聖地に呼ぶ!日本高野連、8月に甲子園球場の使用検討

[ 2020年6月4日 05:31 ]

甲子園球場
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 日本高野連が、新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止とした全国高校野球選手権の期間中(8月10~25日)に、甲子園球場を使用するための検討を始めたことが3日、分かった。大阪市内の同高野連で2時間の会議を行い、協議したとみられる。

 感染者数の減少や、周囲の後押しを受け、動いた。大阪府の吉村洋文知事は5月29日、テレビ番組で「大阪府から阪神に対しても、何とか協力をしてもらえないかと実は今、語りかけている」と甲子園球場での「近畿大会」の開催を要望。阪神も8月10~25日には甲子園で試合を開催しないと決めており、谷本修球団本部長は「まずは高野連さんがいろいろな要請や案をまとめられると思いますので、その協議を待っている状況」と全面的な協力を約束している。

 この日の会議前、報道陣に対応した日本高野連・小倉好正事務局長は谷本本部長から連絡を受けていたことを認めた。要請や案については「その辺はご勘弁ください。ちょっと、まだそこまでは踏み込んでいない」としたが、対応後の会議で方向性が出たもよう。参加校の選出方法などを含め詳細は今後詰めるが、試合開催や入場行進などが模索されそうだ。あくまで安全確保が最優先ながら、高校球児がこの夏、聖地の土を踏むことができる可能性が出てきた。

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