ソフトB・松本 サイ・ヤング賞右腕参考にフォーム改良「なぜ長年やれているかを見ています」

[ 2020年4月26日 05:30 ]

オンライン取材を行うソフトバンク・松本(球団提供)
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 ソフトバンクは25日、ペイペイドームと筑後のファーム施設で自主練習。松本裕樹投手(23)がオンラインで報道陣に対応し、大リーグのサイヤング賞右腕、バーランダー(アストロズ)とシャーザー(ナショナルズ)の動画を研究していることを明かした。

 9日から再開された自主練習で、松本は初めて捕手を座らせ、ペイペイドームのブルペンで40球を投じて現状を確かめた。

 「久々の傾斜だったので感覚だけ意識して投げました。フォームなどから新しく、いい状態に仕上げていく。さらなるレベルアップのために改良しているところでございます」

 先発ローテーションのラスト1枠を松本と争っていた二保が3月21日のロッテとの練習試合(ペイペイドーム)で7回1失点と好投。松本も負けじと、翌22日の同ロッテ戦で5回2失点に抑え、最速も1キロ更新する153キロを記録しアピールした。決着がつかぬまま、同23日から練習試合は中止になった。

 「自分自身、調整がうまくいっていて先発ではなくても1軍に入れるかな、というのはあった。残念な気持ちはあります」

 プロ6年目で初の開幕ローテーションをつかみかけていたが、3月31日からチーム活動休止。そこから自主練習再開までの在宅調整期間、画面にかじり付いて研究したのがMLBを代表する2人のサイ・ヤング賞右腕だ。

 「ジャスティン・バーランダーや(マックス・)シャーザー。上半身だけのフォームではなく、下半身も連動している。なぜ長年やれているかを見ています」。動きをインプットし自主練習で自身と比較。千賀や石川とメジャー投手の体の使い方について話もした。剛腕に磨きをかけている最中だ。

 「1カ月は欲しい。1カ月あれば、試合に投げられるくらいにはなる」。開幕は6月以降の流れ。したがって“サイ・ヤング仕上げ”は5月末にコンプリート予定。メジャー要素が融合された松本として、開幕ローテーションを獲りにいく。

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2020年4月26日のニュース