阪神・サンズ 甲子園でのプレー「本当に楽しみ」 動画でイメトレ、虎党の歓声に衝撃

[ 2020年4月25日 05:45 ]

甲子園で自主練習にのぞむサンズ(球団提供)
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 イメトレ完了だ。阪神新助っ人のサンズが24日、甲子園での自主練習に参加し、終了後にオンライン取材に対応。自宅待機期間に、インスタグラムに掲載されていたチームの「過去動画」を見ながら、甲子園で活躍するイメージを膨らませていたことを明かした。

 「たくさんのファンの前で活躍している姿をイメージしましたし、韓国よりさらに盛り上がっているのが伝わってきました。そのなかで自分がプレーしている様子を明るく想像していました」

 スマートフォン越しの熱気に圧倒された。インスタグラムには虎党が投稿した名場面の映像がズラリと並ぶ。チームの先輩にあたるマートン、ブラゼルの活躍シーンから始まり、19年シーズンのサヨナラ勝ちを集めた映像をチェック。ロッテ・鳥谷の阪神時代の姿まで、くぎ付けになったという。そして、何より衝撃を受けたのは、割れんばかりの大歓声だったという。

 「最高です。見ていて本当に最高だと思いました。あれだけ盛り上がるタイガースファンなしで甲子園は語れない。コロナがなくて通常通りならこの中でプレーできていたんだろうな…と思ったよ。本当に楽しみ」

 誰もが待ち望む瞬間に備えて、活動休止期間を有効に使った。ソフトボール経験者のモーガン夫人とキャッチボールをしたり、自宅では夫人用に購入したトレーニング器具で汗を流した。「まさか自分が使うとは」とおどけたが、全ては満員の甲子園で主役の座を射止めるためだ。期待の右の助っ人砲は、来たるべき時への準備を整えていた。(巻木 周平)

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2020年4月25日のニュース