レッズ・秋山 急逝アナ遺族にメジャー初安打記念球送っていた「松島さんが打たせてくれたと…」

[ 2020年4月20日 19:53 ]

秋山翔吾
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 西武から米大リーグ、シンシナティ・レッズに移籍した秋山翔吾外野手(32)が20日放送の文化放送「岩本勉のまいどスポーツ」(月曜後5・55)に電話出演。同局の「ライオンズナイター」でプロ野球実況を担当し、2月23日に肺腺がんのため47歳で亡くなった松島茂アナウンサーを偲んだ。

 西武から海外FA権を行使してレッズ移籍を果たした秋山だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕延期となったため、現在はロサンゼルスで調整中。この日は元日本ハム投手で番組MCを務める岩本勉さん(48)の特別インタビューに応じた。

 現在の調整について「割と波なくやってます」と明るい声で答えた秋山は、ロス市街の現在の状況について「週ごとに車が増えている。危険度に慣れちゃったのかな」と不安を口にする場面もあったが、自炊生活には「肉焼いときゃなんとかなると思ってる」と頼もしい返答。だが、番組側から松島アナと秋山のエピソードが明かされ、お礼が伝えられると、声が沈んだ。

 秋山は、松島アナが亡くなったことが発表された24日(米国時間23日)に行われたホワイトソックスとのオープン戦で初打席初安打を放ち“メジャーデビュー”。サインを入れたその記念球を現地にいた文化放送ディレクターに託し、そのボールは遺族である妻子へと届けられた。番組から経緯が発表され、お礼が伝えられると「自己満足かなと思ったんですよね、正直」と秋山。「僕も松島さんにすごく気にかけていただいてましたし。あの1本は本当に松島さんが打たせてくれたなと思いましたね」と故人を偲んだ。

 松島アナと親友だった岩本さんは声を震わせながら「ホンマありがとうね」と感謝。松島アナが生前「野球も人柄も一流」と秋山について話していたこと、松島アナが個人的に秋山の大ファンだったことを伝えると、秋山は「ありがとうございます」とその言葉を噛み締めていた。

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2020年4月20日のニュース