中日 4班で接触避け“時差練習”、与田監督「大事なのは選手の健康」

[ 2020年4月1日 17:39 ]

キャッチボールをする中日・与田監督
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 時差通勤ならぬ“時差練習”だ。中日は1日、ナゴヤドームで自主練習をスタート。

 ただ、投手、野手をそれぞれ2班に分け、計4班が時間が重ならないように練習を行った。

 午前10時、投手A班の大野雄、吉見ら7人が練習を開始。キャッチボールのほか、祖父江らはブルペン入り。約1時間30分の練習を終えた。

 午前11時30分、次にグラウンドに姿を見せたのは柳や小笠原ら8人の投手B班。投手A組同様にキャッチボールやランニングで体を動かした。

 さらに午後1時には、ビシエドら野手A班の9人がグラウンドへ。打撃練習やノックで汗を流した。

 最後に野手B班の京田ら8人が午後2時30分から練習を開始。午後4時頃までバットを振った。

 選手らによると、各班は練習開始30分前からナゴヤドームに入り、ウエートルームなどの使用時間は練習後、1時間まで。極力、他の班と接触しないようルールが決められた。

 トレーナーも投手を見る午前組と、野手を見る午後組の2班に分け、練習をサポート。さらに打撃投手らスタッフは2班が日替わりで練習に加わるという。

 チームは前日3月31日まで全体練習を行っていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、この日から自主練習に切り替え。その上で時差を付けた理由について与田監督は「専門家のご意見をうかがい、感染を防ぐ練習法を聞いた。とにかく人がたくさん集まらないように」と説明した。

 この日は自主練習ながら、1軍選手全員が体を動かしたが「休んでも構わない。休んだからといってやる気がないとは思わない。今は好不調よりも、大事なのは選手の健康」とした。

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2020年4月1日のニュース