横浜高野球部 新体制発表 OBの村田浩明氏が監督就任「大役…一生懸命頑張っていきたい」

[ 2020年4月1日 11:55 ]

<横浜高校野球部新体制発表会見>帽子を手に笑顔の村田浩明新監督(撮影・島崎 忠彦)
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 横浜高野球部の新監督に、OBの村田浩明氏(33)が就任。1日、神奈川県内の同校で会見した。保健体育科教員として着任し「思い返せば18年前に1年生として門を叩き、夢と希望を持って、不安もあった。そうした記憶がまたよみがえってきた。歴史と伝統のある学校でこのような形でやらせていただける。大役ではあるが、母校のために一生懸命頑張っていきたい。チームを引き継ぎ、夏にかける思いは強い。なんとか3年生がまた甲子園に行って、いい形で横浜でよかったと思われるように導きたい」と抱負を述べた。

 横浜OBの村田氏は涌井秀章(現楽天)と同期で、2年時の03年春にバッテリーを組んでセンバツ準優勝を果たした。3年時は主将を務め、夏の甲子園8強に進出した。

 日体大卒業後、神奈川県教員採用試験をパスし、霧が丘野球部で部長を経て、13年秋、白山(神奈川)の監督に就任した。18年夏には北神奈川大会で8強入り。強豪私立がひしめく激戦区で公立ながら健闘した手腕が高く評価された。

 前任の白山野球部は新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動を休止。「このまま選手に会わないで終わることは私も望んでいなかった。白山に育ててもらって、感謝の念しかない。3月1日になんとか保護者会の機会を設けてもらって、生徒にも話しました。校名は明かさずに転勤が決まったので、今後の白山を頼むということを伝えました」と振り返った。

 横浜は昨秋、当時の平田徹監督と金子雅部長が部員へ暴言や暴力があったとして、解任されていた。3月いっぱいまで高山大輝コーチ(29)が監督代行として指揮していた。高山監督代行はヘッドコーチに就任。部長は引き続き葛蔵造校長が兼務する。また、綾瀬西、白山、麻布大付などでコーチを務めた関根剛氏(29)がコーチに就任した。

 葛校長によると金子元部長は同校を退職。平田元監督も「今体制で野球部に携わることはない」という。

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