ソフトB・スチュワート 1軍初陣5回1失点5K!「緊張、興奮」も大器証明154キロ

[ 2020年3月21日 05:30 ]

練習試合   ソフトバンク4-2ロッテ ( 2020年3月20日    ペイペイD )

ロッテとの練習試合、5回を投げ1失点に抑えたスチュワート(撮影・中村達也)
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 緊張からの粘投だった。昨年ソフトバンクに入団したスチュワートが1軍の対外試合に初登板し5回3安打で、レアードのソロによる1失点に抑えた。

 「初めてばかりで緊張し、興奮していた。5四球で本塁打もされたが、1軍レベルに投げられたのは収穫」

 前向きには捉えたが、5イニングでマウンドに立っていた時間は93球で計57分間。要所は締めたが、テンポが悪く課題も残った。

 初回から3四球で満塁と、制球難でピンチを広げた。それでも2死満塁で菅野をこの日最速154キロの直球を低めに投じて空振り三振に斬った。4回先頭でレアードに内角高めの146キロを左翼席に運ばれたが、5奪三振を奪うなどメジャーのドラフトで1巡目候補に挙がった実力の一端を示した。

 工藤監督は「緊張もあったが球の走りは良かった。最初にしては上々かな。楽しみは増えました。ケガ人が増えていけば、戦力としてやってもらう可能性はゼロではない」と今後に期待した。

 スチュワート本人は「当然(1軍を)目標としてやって行くが今は2軍で1番の投手になりたい」と謙虚。将来性抜群の大器は慌てず、徐々にステップアップを狙う。

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