ソフトB・柳田 手術後初スロー「ゆっくりと焦らず」開幕100%宣言

[ 2020年1月9日 05:30 ]

声を出しダッシュする柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 ギータが“初投げ”で始動した。ソフトバンクの柳田悠紀外野手(31)が8日、福岡県筑後市のファーム施設でリハビリ組に合流して自主トレを行った。昨年11月の右肘手術後初めてのスローイングをこなし、順調な回復ぶりをアピール。今季から7年の超大型契約を結んだ大砲は、3月20日の開幕に照準を合わせてペースを上げていく。

 リハビリ組に合流して始動した柳田の最終メニュー。屋内練習場の鏡の前でグラブをつけてのシャドーピッチングをした後、7~8メートルの距離からネットスローを続けた。ボールを投げるのは、昨年11月7日に受けた右肘手術後初めてだった。

 「初(投げ)っす。順調です。予定通り。ここから投げるのはゆっくりと焦らずやっていく。何が正解かは分からないけど、今はやれることをやる感じです」

 この日は屋内練習場でのウオーミングアップに始まり、サブグラウンドに移動しての右翼ポールからバックスクリーン正面までのダッシュもこなし、充実の汗を流した。

 昨季は4月に左膝裏を肉離れし、約4カ月間離脱。38試合出場にとどまり、打率・289、7本塁打、23打点に終わった。十分な結果を残せず、巻き返しを期すシーズンとなるが、慌てない。オフは地元・広島で静養しリフレッシュ。「キャンプに合わせるのではなく3月20日に向けてやる。開幕までにやれるようにということしか考えていない」。今年から2026年までの7年の超大型契約を結び、メジャー挑戦の夢を捨て、生涯ホークスの決意を固めて臨む新シーズン。本番で結果を出すために焦らず万全を期す。

 前日には今季のスローガンが「S15(サァイコー!)」に決まった。鷹が翼を広げるロゴは、柳田が本塁打後に両手を広げ手首をひねって「最高!」と叫ぶ姿に似ている。この柳田のパフォーマンスはボクシング亀田3兄弟の父・史郎氏の「3150!ポーズ」が由来で「どう見てもサイコー(3150)でしょ。(今年はポーズを)変えようと思ってたのに」と苦笑い。「最高!」の2020年にするため、本番に合わせてギアを上げていく。

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