“慎之助2世”巨人ドラ5・山瀬 パワプロ流自己評価は「肩だけA」伸びしろ期待「それ以外はGです」

[ 2020年1月9日 05:30 ]

ノックで軽快な動きを見せる山瀬(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 現実世界を野球ゲームの「実況パワフルプロ野球」に置き換えるなら――。ジャイアンツ球場で新人合同自主トレ初日を終えた巨人のドラフト5位・山瀬慎之助捕手(18=星稜)が、ユニークな自己分析をした。

 「肩だけAで、それ以外はGです。肩が一番のアピールポイント。他の部分も伸ばさないといけない」

 送球、走塁、チャンスでの打撃などをA~Gの7段階で評価し、選手の特徴を表す「パワプロ」。自主トレ初日で室内練習場には視察に訪れたコーチ陣がズラリで「昔、ゲームで使っていた方々。緊張しました」と振り返る。村田2軍野手総合コーチ、片岡2軍内野守備走塁コーチ、松本2軍外野守備走塁コーチ、山口3軍投手コーチらはゲームの世界のスターたち。プロ入りを再確認した。

 「(パワプロを)やるときは巨人だった」とはにかんだが、今後は一員になる。星稜では奥川(ヤクルト)の女房役で昨夏の甲子園準優勝。二塁送球1・8秒台で「盗塁阻止は12球団で一番になりたい」と意気込み、憧れのコーチ陣の下で「いろんな感覚を聞いて吸収したい」と全ての能力を「A」に伸ばす。

 名前の「慎之助」は阿部2軍監督にあやかったもの。この日、指揮官は私用で不在のため対面はならずも「長年、正捕手を務め、球界を代表する選手にしか分からない感覚を細かく聞きたい」と目を輝かせる。「慎之助2世」を目指し「選手ランク」を上げていく。(神田 佑)

 ▼実況パワフルプロ野球 コナミデジタルエンタテインメントが発売する野球ゲームソフトで、愛称は「パワプロ」。オリックス・イチローが210安打を放った94年にスーパーファミコン用ソフトとして第1作が登場した。実在のプロ野球選手が親しみやすい2頭身で描かれるが、ミートカーソルや特定ボタンでの守備システムなどリアルさを追求。「対戦」「ペナント」など複数モードも搭載。

続きを表示

この記事のフォト

2020年1月9日のニュース