現役ドラフト「ギリギリまで検討していく」 プロ野球12球団代表者会議

[ 2019年12月26日 05:30 ]

 プロ野球の12球団代表者会議が25日、都内で各球団の編成担当者も交えて開かれ、選手会と協議を続ける「現役ドラフト」について議論した。選手会は来季からの導入を要望しており、選手関係委員会の谷本修委員長(阪神球団本部長)は「できるだけギリギリまで検討しようということになった」と説明。当初は来年1月がめどとされていたが、今後は3月をめどに来季からの導入へ議論していくことを確認した。

 編成担当者も交えた会議では、開催時期やリストアップする選手数などについて意見交換。実施する場合のイメージの一覧表を配布し、事務局側から新たな提案もあった。既に8人という案が出ているリストアップの選手数では、球団によって総選手数が異なることから「同じ人数では不平等になる」などの意見が出た。また、開催時期を巡ってもトレード期限後の8月開催のほか7月、11月などを検討。谷本委員長は「ブレークスルードラフト(現役ドラフト)制度そのものの規約を新たに作って、それでいけないかという方向で検討している」と話し、野球協約の改定を伴わない形での導入など方向性を探っていく。

 今後は選手会側とも制度の内容などをすり合わせ、来季からの導入へ向けて実行委員会で議論を進める。

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2019年12月26日のニュース