ヤクルト39歳石川、圧巻の通算30度目G斬りで170勝「ここで終わるつもりはない」

[ 2019年9月6日 21:52 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―2巨人 ( 2019年9月6日    神宮 )

<ヤ・巨>6回1死一、二塁のピンチに増田大を二ゴロ併殺で切り抜けた石川(中央)はナインと喜び合う (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 ヤクルトの石川雅規投手(39)が首位・巨人打線を6回7安打1失点に抑え、今季7勝目(5敗)。現役最多の通算170勝目と巨人戦30勝目をマークした。

 「神宮でするゲームも(今季残り)少なくてですね、何とかいいゲーム、勝つ試合を皆さんに届けたいという思いで…何とか頑張りました」

 初回に主砲・バレンティンがバットを折りながらバックスクリーンへ叩き込む先制2ランを放って援護。4回には1点差に迫られ、なおも無死満塁とピンチが続いたが、増田大を中飛に仕留めた後で小林を三ゴロ併殺打に斬って取るなど圧巻の投球を見せた。「松本がいいリードをしてくれましたし、何とかゴロを打たせて…内野ゴロをというのが、本当にそれができて良かったです」。6回には1死一、二塁と再びピンチを迎えたが、増田大を二ゴロ併殺打に仕留めてまたも切り抜け、ガッツポーズ。「球は遅いですけど、何とかバッターの近めを思い切って攻めれたのが良かったです」と謙虚に安どの表情を浮かべた。

 通算170勝については「本当に自分一人でできる数字じゃないので、使ってもらっている監督、コーチだったり、家族だったり色々なファンの皆さんのおかげだと思っているんで。何とか…ここで終わるつもりはないので、また次の登板に向けてしっかりと準備していきたいと思います」とした39歳左腕。

 一緒にお立ち台に上がったバレンティンの一発については「ココ(バレンティンの愛称)がバットを折りながらのホームラン。見てるこっちもびっくりしたんで」とし、「ありがとうございまーす!」と笑顔で感謝していた。

続きを表示

2019年9月6日のニュース