ソフトB・千賀、ノーヒットノーラン達成!女房役甲斐から届いたLINE「今日お前のために頑張る」

[ 2019年9月6日 21:09 ]

パ・リーグ   ソフトバンク―ロッテ ( 2019年9月6日    ヤフオクD )

最後の打者を三振に取りノーヒットノーランを達成し甲斐と抱き合って喜ぶ千賀(左)(撮影・中村達也)
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 ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が6日のロッテ戦(ヤフオクD)で自身初のノーヒットノーランを達成した。

 プロ野球のノーヒットノーランは昨年7月27日の中日戦(東京D)で達成した山口俊(巨人)以来通算80人目、91度目(同年CSヤクルト戦の巨人・菅野を除く)。パ・リーグでは、岸孝之投手(当時西武)が2014年5月2日のロッテ戦で達成して以来の5年ぶり28人目で29回目。令和に入って初。

 球団では南海時代の1943年5月26日に大和戦でマークした別所昭(のちに毅彦と改名)以来76年ぶり2人目、育成出身選手では史上初の快挙となった。

 千賀は、9回に先頭から2四球を与えたものの、後続を断ち最後は2死一、三塁から井上を空振り三振に仕留め快挙達成。「2人ランナーを出していたので、一発打たれたら3―2になるので、それだけを考えてマウンドに上がっていたことが良かったと思います」と話し、「ここで一本打たれたらここに来てくれているファンの方々から凄いため息が来ると思っていました」と振り返った。

 自身登板3連敗中で迎えたこの日の登板。「チームに勝ちを持って来れていなかったのが悔しかったので、しっかり投げようと思ってマウンドに上がりました」と明かした。

 自身の投球は「普通でした」と語り「(甲斐)拓也のリードが良かったです」と感謝。「今日、朝起きたら拓也から『今日お前のために頑張る』という一言LINEが届きました。僕も頑張ろうという気持ちになりました」と女房役の甲斐との秘話を明かした。

 5回が終わってノーヒットノーランを意識し始めたという千賀。「あと4回全力でいこうと思っていたので良かったです」と話し、改めてノーヒットノーランの感想を聞かれると「最高です」と笑顔で話した。

 今後に向けて「チームに勝ちを持ってくるピッチングをします」とファンへ宣言した。

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