大谷VS雄星 9日ついに実現 大谷は3戦連続安打で花巻東対決へ弾み

[ 2019年6月8日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス4ー7アスレチックス ( 2019年6月6日    アナハイム )

<エンゼルス・アスレチックス>4回1死、右前打を放つ大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)は6日(日本時間7日)、アスレチックス戦に「3番・DH」で出場し、4打数1安打だった。本塁打は2試合連続で止まったが、4回に3試合連続安打となる右前打を放った。

 ブラッド・オースマス監督(50)はマリナーズ・菊池雄星投手(27)が先発する8日(同9日)の同戦で大谷の出場を明言。花巻東の同窓対決がついにメジャーで実現する。

 火を噴くような当たりだった。4回、大谷はファイアーズの92マイル(約148キロ)の内角直球を強振し、右前に運んだ。この試合の全打者で最速となる打球速度110・1マイル(約177・2キロ)だ。

 ファイアーズは5月に2度目のノーヒットノーランを達成した通算59勝右腕。だが、大谷には昨季も2打数2安打と打たれており「まだ若くて成長途上だけど、良い打者だ」と称賛した。今季初で自身最多タイの3試合連続本塁打とはならなかったが、調子の良さをアピールした。

 花巻東の先輩を迎え撃つ準備は整った。オースマス監督は菊池が先発する8日(日本時間9日)のマリナーズ戦での大谷の起用法について「それまでに何かが起こらない限り(スタメンで)出場する可能性が高い」と明かした。5月30日の対戦では菊池が先発も大谷が休養日で欠場し、メジャー初対決はお預けに。指揮官は「日本の野球ファンにごめんなさいと伝えてください」と謝罪していたが、今度こそ実現する。

 メジャーでの日本選手による「同窓対決」は、07年7月16日の桑田(パイレーツ)VS松井稼(ロッキーズ)のPL学園出身対決以来2度目。この日、大谷の取材対応はなかったが「自分の知っている雄星さんのイメージで打席に立って、そこで違うことも感じるのかなとは思っている」と口にしてきた。日本時代は通算5打数2安打3三振。メジャーでスケールアップした破壊力を見せつける。

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