智弁和歌山・中谷監督「これでは甲子園は難しい」 ドラフト候補捕手・東妻交代の非情采配も…

[ 2019年5月25日 16:57 ]

春季近畿地区高校野球大会1回戦   智弁和歌山7―9智弁学園 ( 2019年5月25日    佐藤薬品スタジアム )

<智弁学園・智弁和歌山>試合前に整列し一礼後、試合に向け備える両校の選手達(撮影・亀井 直樹)
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 最大5点差を守り切ることができず、痛恨の逆転負け。智弁対決に敗れた智弁和歌山(和歌山)・中谷仁監督(40)は「これでは甲子園に出ることは難しい。(6回の同点満塁弾は)安打、四球、四球から。バッテリーはもっと配球を考えて欲しいが、それは僕の指導力のなさ。うまくいかないですね」と肩を落とした。

 非情の采配も勝利には結びつかなかった。7回、6―6から3点を許し、なおも2死一、三塁の場面。今秋ドラフト指名候補の東妻純平捕手(3年)を代え、これ以上の失点を防ぎに行った。今春選抜大会でも全3試合でフル出場した扇の要だが「僕の方が我慢できなかった。あの展開なら7、8点取られる。打撃でも、取られたら、打って取り返そうくらいの気持ちの切り替えで行って欲しい。チームで一人だけ違う方向を向いている感じがした」と厳しい言葉を投げかけた。

 ユニホームがほぼ同じの「兄弟校対決」となったが「サッカーやラグビーだったら、やりづらいでしょうけど…。野球で攻守が分かれているし、問題はなかった」と言う。昨年10月14日の練習試合で25―2と大勝した相手にリベンジされた形となったが「(秋季)近畿大会があって、智弁学園さんには無理矢理、試合をしてもらったようなもの。ただ(相手の方が)気持ちが入っていたのかなとは思う」と脱帽だった。

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2019年5月25日のニュース