平成初代王者・東邦 平成最後もV “二刀流”石川2ラン2発&3安打完封

[ 2019年4月3日 14:01 ]

第91回選抜高校野球大会最終日 決勝   東邦6―0習志野 ( 2019年4月3日    甲子園 )

<東邦・習志野>初回、1死一塁、東邦・石川が中越えに先制2ランを放つ(撮影・成瀬 徹) 
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 第91回選抜高校野球大会最終日は3日、甲子園で決勝が行われ、習志野(千葉)と東邦(愛知)が対戦した。平成初代王者・東邦は6―0で習志野に勝利。愛知県勢としては2005年愛工大名電以来14年ぶり、東邦としては89(平成元)年以来30年ぶりとなる単独最多5度目の優勝を勝ち取った。“平成最初の王者が平成最後の王者”となり、平成のセンバツ史にその名を刻む偉業となった。

 東邦は初回1死一塁からプロ注目の“投打二刀流”石川が高校通算44号となる今大会2本目の中越え2点本塁打で先制し、さらに2死一塁から吉納の右翼線適時三塁打で1点を追加。5回2死二塁からは、石川のこの日2本目となる右中間2点本塁打で加点した。8回には長屋の右犠飛で追加点を挙げた。石川は投げても二塁も踏ませず3安打完封し、チームの優勝の原動力になった。

 夏に全国制覇を2度している習志野は初回、4回、5回に先頭打者が出塁したが、いずれも走者を得点圏に進められず無得点。その後も攻撃のリズムがつかめず、千葉県勢悲願のセンバツ初Vはならなかった。

 東邦は、初戦(1回戦)で富岡西(徳島)を3―1で下し、“名門対決”となった2回戦の広陵(広島)戦では、打線が16安打12得点と爆発し12ー2で圧勝。準々決勝の筑陽学園(福岡)戦も13安打7得点の猛攻を見せて7―2で勝ち上がった。準決勝の明石商(兵庫)戦は、終盤に勝ち越し点を奪って4―2で勝利し、決勝に駒を進めてきた。

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