広島・安部 20盗塁ノルマ 走り方改革手応えつかんだ

[ 2018年12月13日 05:30 ]

来季のノルマを20盗塁に設定した安部(撮影・長嶋 久樹)
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 広島・安部友裕内野手(29)は12日、広島市南区のマツダスタジアム内で契約更改交渉に臨み500万円減の推定年俸4100万円でサインした。

 今季は開幕から不振で2軍落ちを経験すると、再昇格後の8月5日DeNA戦で右手中指を骨折。出場72試合で打率・236にとどまっただけに、強調する要素もない。「(球団から)来年は頼むぞと言われた。今年は裏切ってしまった。同じ過ちを繰り返さないようにしたい」と見据える来季に向け、自慢の足を生かすべく、盗塁数にノルマを設定した。

 「まず20個はしっかりして、どんどん積み重ねていきたい」

 自己最多は16年の17盗塁。俊足が武器だけに定位置さえ確保できれば、ノルマも通過点に過ぎないはずだ。

 17年9月に受けた死球の影響で昨年に人生初手術となる「右ふくらはぎの打撲箇所の血腫除去」を受けた。「(今春)キャンプからずっとしっくりこなかった」と振り返るように今季は7盗塁に終わった。走り方から見直した秋季キャンプを終え「一歩目を下を向いてスタートするイメージ。体を倒すことで足が上がりやすくなった」と“走り方改革”に手応えをつかんでいる。

 同学年の丸は巨人へ移籍した。「一人で丸の穴を埋めようとするのではなく、みんなでカバーする」。中軸候補の一人として期待がかかる来季。縦横無尽にグラウンドを駆け回る覚悟だ。(河合 洋介)

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