上沢 日本ハムの顔!新年CM起用へ “大谷の道”エースつかむ

[ 2018年12月13日 06:30 ]

ニッポンハムCMで料理に挑戦した(左から)田中賢、中島、上沢
Photo By 提供写真

 エースへの道を突っ走る!今季はチームトップの11勝を挙げて来季は開幕投手の筆頭候補である日本ハム・上沢直之投手(24)が来年1月1日から全国で放映される「ニッポンハムグループ」の新企業CMに起用されることが12日、分かった。すでに11月中に撮影を終えており、今月下旬にも正式発表される。

 長身で爽やかな雰囲気を持つイケメンに白羽の矢が立った。今月上旬に札幌市内の球団事務所で行われた契約更改で「いい投手がたくさんいるけど競争で勝ち取りたい」と自身初の開幕投手にも名乗りを上げた上沢がニッポンハムグループの「広告塔」としての役割も担うことになった。

 今年から同グループは「食とスポーツ応援アンバサダー」に栗山監督と西川、田中賢、中島、杉谷、近藤の5選手を任命。イベントやCMなどに起用することで、これまで以上に食文化の向上やスポーツ文化の振興と普及に取り組んでいる。上沢は来年から同アンバサダーに「6人目」の選手として新加入。11月上旬には秋季キャンプが行われた沖縄県国頭村、同中旬に札幌市内のスタジオでCM撮影に臨んだ。同CMは来年1月1日から全国で放映される予定だ。

 偉大な後輩も通った「道」だ。同グループが制作する新企業CMに初めて選手が起用されたのは15年の大谷(現エンゼルス)。同年は二刀流3年目で、自身初の開幕投手も務めてリーグ最多の15勝を挙げた。翌16年には10勝&22本塁打でチームをリーグ優勝と日本一に導くなど、スター選手への足掛かりをつかんだ1年とも言える。

 当時の大谷と現在の上沢が置かれている立場は似ている。右肘の手術明けだった昨季は4勝を挙げて手応えをつかみ、背番号を「63」から「15」に変更した今季は先発ローテーションの軸としてフル回転。チームトップ11勝をマークして3位に貢献し、11月には初めて侍ジャパン入りして日米野球にも出場した。真価が問われる来季は開幕投手の筆頭候補。かつての大谷と同じように、CM起用をキッカケにさらなる飛躍を目指す。

 すでに上沢は「背番号ぐらい勝てたらチームも優勝できると思う」と15勝という高い目標を自らに課している。過去にダルビッシュ(現カブス)、吉川光(現巨人)、大谷らが背負ったエースの看板。チームが3年ぶりのリーグ優勝と日本一を目指す2019年は、その称号を手にする大きなチャンスでもある。

続きを表示

この記事のフォト

2018年12月13日のニュース